---------------------------------------------------------
散水施設に難があり、資本投下してメンテナンス改善
事業の推進でコース管理専門会社のパートナー迎える
---------------------------------------------------------
BANDOグループの加茂ゴルフ倶楽部(千葉県市原市月出81)を経営する㈱BANDO・KAMO(東京都港区)は、運営委託契約を解消して2月1日から直営に切り替える。
同GCの母体は韓国の総合建設業・BANDO建設で、平成20年8月に㈱BANDO・KAMO(当時はピーエスアール市原㈱)を買収して傘下に収め、同年11月に㈱ティアンドケイ(T&K、東京都港区、川田太三代表取締役)に運営を委託した。
T&Kがゴルフ場従業員を再雇用するとともに、賃貸料を支払いマスターリース契約だった。
同GCは以前から散水施設が不十分で、コース管理面で支障があったが直営にする最大の理由。コース設備を行うことになり、資本投下も必要なことから直営に切り替えたもの。
BANDO・KAMOでは、3年を掛けてコースをリニューアルし、ゴルフ場としてグレードアップする。親会社から相当な資金支援を受けて計画を進める考えという。また、コース管理についてはコース管理専門で日本の大手会社をパートナーに迎えるとともに、同グループが韓国で経営しているゴルフ場「BORA CC」の責任者もコース設備などを指導するとしている。
ちなみに、T&Kに所属していたゴルフ場従業員はBANDO・KAMOが継続雇用する。会員の権利・義務も従来通りとしている。また、T&Kに運営を委託しているノースショアCC(茨城)については、T&Kが従来通り運営するとしている。
なお、T&Kは今回の契約解消で運営委託コースは6コースとなるが、このほかに複数のゴルフ場のコンサルを行っている。
|