GCEグループがミツノ㈱の経営する会員制2コースをこの6月に買収。同グループで建設中の花葉CC(18ホール計画、成田市)を経営するマミヤ・オプティカル・セキュリティシステム㈱(マミヤOS、東京都文京区、戸澤茂代表取締役)がこの2コースと提携したと同CC会員向けに案内した。
これに伴い、ミツノ㈱の小御門CC(27ホール、成田市)は、「キャスコ花葉CLUB・本コース」、同じくナリタゴルフコース(18ホール、成田市)は「キャスコ花葉CLUB・ナリタコース」に変更するとした。
さらに小御門CCのクラブハウスを全面リニューアル(平成26年10月完了予定)し、その後花葉CCのメンバーにも利用してもらえるよう検討しているとした。
「花葉」と「小御門」は県道を挟んで相対しており大型コースとなる予定と、一体的運営の構想を披露した。
建設中の花葉CCについて、年内にコースを完成させるべく急ピッチで工事を行っているとのこと。オープン時期については平成26年10月頃を予定しているとした。加えて7月8日で花葉CCの会員募集を終了することも報告した。
同グループで花葉CCの会員募集を担当しているコスモ・イーシー㈱では「現時点で発表できるのは会員への案内の範囲内」としており、その他の詳細は検討中であると説明するにとどまっている。
もっとも、”キャスコ”はGCEグループのマミヤ・オーピー㈱(東証2部上場)が平成22年11月末にゴルフ用品メーカーのキャスコ㈱を子会社化している関係による。
なお、ミツノ㈱は経営交代に伴い、7月1日付けで代表取締役が満野秀雄氏から高城四郎氏に交代、経営2コースの名変も停止し、事務所も移転(東京都文京区後楽1-2-2ココタイラビル3F / TEL:03-3574-9800)した。ゴルフ場名変更は7月10日付けとし、同日から「キャスコ花葉CLUB」として会員募集を始める計画を示唆した。
ゴルフ場経営では長年、新設ゴルフ場を複数手掛けるなど異色な存在の同グループ。関西で建設中の神戸CC神戸Cが無届募集の疑いや開場遅延で話題となったばかりで、なかなか開場しなかった関東の花葉CCが既設ゴルフ場を買収して大型化するとは、案内を受けたメンバーも驚いたようだ。 |