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退会は10万円+8%弱、継続は+が8・5%弱
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預託金の償還問題等から今年1月22日に東京地裁へ民事再生法の申請を行った2社の内、
ニュー南総ゴルフ倶楽部(18ホール、千葉県市原市)を経営する芙蓉土地㈱(東京都港区)の再生計画案がこのほど債権者に配布され、弁済条件等が明らかになった。
再生方針は、引き続き親会社であるベイウインドツーリミテッドを始めとするゴールドマン・サックス・グループの支援の下で、ニュー南総GCの事業の継続・再生を図り、継続会員のプレー権の存続・維持を図るとしている。
弁済条件は、退会会員(再生計画認可決定確定日から4週間以内に退会届提出)には「10万円+(再生債権額-10万円)×8%」を、認可決定確定日から6カ月以内に一括して弁済する。預託金債権が1350万円の場合は先の数式により117万2000円(実質弁済率約8・68%)となる。
継続会員については、「10万円+(再生債権額-10万円)×8・5%」を新預託金(10年据置き)として、10年経過後に退会を条件に返済する。預託金債権が1350万円の場合は123万9000円(実質弁済率約9・18%)となる。
プレー権など預託金債権以外の会員としての諸権利は当面変更しないとし、ゴルフ場は会員の優先的利用権や適切な会員数の維持、年会費の当面現行水準維持等の基本方針に則って運営し、ゴルフ場と会員権の価値向上を図るとしている。
なお、再生計画案は6月15日を期限とする書面投票及び6月23日午前11時から開催の債権者集会で決議する。 |